すごい海外旅行術 ガイドブックには絶対載っていない100+1の法則
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,260 (消費税込)
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うう?ん・・・・・・ 海外へ個人旅行へ行って帰ったばっかりの時に、
タイトルに惹かれて読みました。
『もやしもん』もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1) (イブニングKC (106))のイラストも気になったので
ああいう「ゆる面白い系かな?」と思いましたが、
装丁に反して、中身はすごくアグレッシブでした。
飛行機で狙い目の座席など、たしかに役立つ情報もあるのですが、
失礼ながら、浅ましさを感じる意見が目についてしまいました。
以下、一例--------------------------------------
(1:機内で空席があったら速攻で座席を移る)
(2:部屋が気に入らなければ「○○だから」と主張して、フロントにチェンジを訴える)
(3:高級ブランド店では店員と写メールを撮って、
次の訪問時にもお得意様扱いしてもらえるように次回にそれを見せる!)
少しでも有利な旅を、というコンセプトは明快な本ですが、
3あたり、かなり滑稽な気がして、途中でちょっと食傷・・・。
海外の空港やホテルで
なにやら強気でガンガン訴えている日本人のおじさんを
見たときの「ああ・・・」という気持ちと同じ、
げんなり感を味わってしまいました。
偶然同じタイミングで、真逆のテーマの本(パックツアーガイド)海外パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣を
読んだのですが、お客様を先導する添乗員目線で書かれていてるせいか、
同行者はもちろん、滞在先の人への思いやりにもあふれていて、
(たとえば2の場合の訴え方が実に洗練されている)
「こっちの著者と旅行した方が楽しそうだな」と思ってしまいました。
タイトルどおり、「すごい」と言っても過言ではないアドバイスがてんこ盛り この本はお勧めです。いや、掛け値なしに「すごい海外旅行術」が満載といって良いでしょう。
私も学生時代に海外個人旅行を始めてからかれこれ23年になりますが、この本で著者の青山尚輝が書いていることの90%は、私がこれまでの試行錯誤の末に実践するようになった海外旅行術と全く同じなのです。
まさに同好の士を見つけたような感覚を味わったその海外旅行術とは以下のものです。
快適なフライトを楽しむために最適な座席とは、機内前方の通路側の席。それがなぜかは本書にあたってもらうとして、私は確かに選択の余地がある限りはこの席をリクエストすることにしています。
またホテルは、割安で良い部屋を確保できるのでホテル直営のネットサイトを通じて予約することにしています。
さらに、年会費が多少高くても海外旅行保険が付帯されている上級クレジットカードを持つべし、というのも6年ほど前から実践しています。
一方、私にとっても目からうろこが落ちるような新しい情報もありました。
例えばスーツケースにつけるタグを自作するというアドバイスはなかなか勉強になります。私は自分の氏名と日本での住所しか表記していませんが、著者によると旅先で紛失した場合を想定して、宿泊先ホテルと携帯電話の番号を書いたタグを旅行のたびに自作するべきだというのです。これはぜひ次回実践してみようと思います。
その携帯電話も、去年から海外でも使用できるものを持つようになりましたが、現地に長く滞在している人のように見えるので盗難防止に役立つというのは知りませんでした。窃盗犯はすぐに警察に通報できそうな人物を標的にしないというのです。
ただし、本書掲載のとっさの英語フレーズだけはいただけません。文法上の誤りが多くて、通じないというほどではないにしても、消費者からお金を取る商品に載せる英語としては少々お粗末でした。
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